こんにちは、くすりやです。
読書が自己成長に欠かせないものと言うことや投資効率が極めて高いものと言われますよね。
私自身読書が好きなので特に苦にはなりませんが人によっては
- 時間が取れない
- どんな本を選んだらいいか分からない
- お金がかかる以上無駄な買い物はしたくない
とお悩みの方もいることでしょう。
本といっても無数にあるのでどの本に出会うかも自己成長には重要なファクターになります。
今回紹介する書籍は藤井孝一氏の「投資効率を100倍高めるビジネス選書&読書術」です。
本書では読書をする意義や効果、アウトプット法など読書の質を上げる方法を教えてくれます。
今回はその中でも本の選び方についてのポイントをご紹介いたしますのでどんな本を買ったら良いのかお悩みの方におススメの一冊になっています。
著者:藤井 孝一
出版社:日本実業出版社
本選びに大切なこと
本を選ぶ際、一番大事なことは、まず本選びに入る前に、自分が読書をする目的を明確にしておくことです。即ち、本を読むことで「自分は何を得たいのか」を明確にしておきます。
何事にも目標の設定は重要ですが、それは読書にも当てはまります。
ある分野の最新の知識を得たい
ビジネスのトレンドを抑えたい
未経験のジャンルに挑戦したい
目的はひとそれぞれあって良いと思いますが共通するものとして成長があるのではないでしょうか?
目的を明確にしていないとなんとなくで本を買ってしまい成長につなげられなかったり、タイトルにだまされてお金を無駄にする危険性が生じてしまいます。
実際に書店へ行ったり、オンラインストアで商品を眺めても何千、何万の書籍がある訳ですので、あらかじめ目的の本、あるいは欲しい本のイメージを持てばそんなに迷うこともないのかなと思います。
まずは中身を見る前に
読まなければ中身が判断できないのが書籍ですから、瞬時に内容を見分けるのは容易ではありません。しかし、読書が有益なものになるか、お金と時間のムダ遣いになるかの分かれ道ですので、工夫が必要です。
第2章 本の洪水で漂流しない達人選書術 より
目的の本、欲しい本のイメージが定まった後「どの本を手にとるか」が次のステップになります。
本を手に取る前に以下の6つの情報を得ることができます。
タイトル(サブタイトル):その本の中身
帯のコピー:編集者や著名人から見た補足情報
著者:その道のエキスパートかどうか
出版社:出版社ごとのカラーが異なる
表紙のデザイン:出版社の力の入れよう
体裁:特殊な体裁であれば出版社も力を入れている
私個人としてはタイトルや帯のコピーで決めることが多いかなと思います。
また、新刊の場合はランキングも目安になります。
ただし、ランキングの場合は恣意的に作られることもあるそうなので注意が必要ですね。
「ベストセラーは作られる」という人もいます。実は、業者が自らせっせと買っていたりします。実際、売れている本の中には「なんでこの本が?」というのもあります。
特に、オンライン書店のランキングがあてになりません。1時間おきに更新されていますので、著者が一定時間に集中して「買い注文」を入れれば、瞬間風速的にランク入りさせることは簡単です。
第2章 本の洪水で漂流しない選書術 より
そもそも執筆者も書籍という商品を商売にしている以上、ぱっと目につく情報もその裏側では仕込みがあることは忘れたくないものです。
ここまでが本を買う前の準備で、これをするだけでも本屋で悩むことは減ったように思えます。
それでは手に取ってみましょう
準備ができたら実際に手に取って
「はじめに」
「目次」
「1章~2章」
「あとがき」
をチェックしましょう
「はじめに」
ここは論文でいうところの総論・Abstractにあたるところですのでここを読めば書籍で言いたいことがまとめられています。
ここではどんな人に読んでもらいたいかという著者のメッセージも込められているので自分のニーズにあっているのか確認もできます。
但し注意も必要で
本を売らんがために、この「はじめに」を本の宣伝スペースさながらにセールストークを散りばめる著者がいるのです。
このような本は、買ってもらうことが唯一の目t系になっているケースが少なくありません。
または、本全体が業者のビジネスになっている場合もありますので注意が必要です。
第2章 本の洪水で漂流しない選書術 より
そのため、「はじめに」だけで判断せず次に目次のチェックに移りましょう。
「目次」
書籍における地図のようなものですので全体をイメージするのに便利です。
目次には各章の「タイトル」、「見出し」が書かれており、その個所の大まかな内容が分かります。
ここで自分が求めているもの知りたいことがどこに書かれているのか見つけられればしめたものです。
「1章~2章」
目次で興味をもった点以外にも冒頭を流し読みすることもポイントです。
著者のお言葉を借りますと
皆さん一様におっしゃるのが、「いいたいことは、先に書く」ということです。
第2章 本の洪水で漂流しない選書術 より
とのことで、これは第1章〜2章に著者の主張したいことが凝縮されているということの証左でもあります。
ここの内容がおもしろいかどうかというのも書籍を選ぶポイントになります。
そして、ここまで来て「いいな!」と思ったら買いましょう!
思ったよりも「違うな・・・」と感じたら次の書籍を探しましょう!
書籍は山ほどあるのできっと目的にあった書籍がみつかるでしょう。
まとめ
こうしたプロセスを経て書籍を選ぶと自分の目的にあった本に出会える確率が高くなりますので本選びにお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか?
事前に自分の欲しい本は何なのかイメージしましょう
本を手に取る前から得られる情報を吟味しましょう
実際に手に取ってポイントを抑えましょう
この書籍を通じて本選びにお悩みの方の一助になれば幸いです。
今回は以上となります。
それではまた次の記事で!!
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