本の読み方でポイントを押さえられていますか?~読書で人生を変えてみよう~

こんにちは、くすりやです。

本の読み方というのを意識したことはありますか?

自己投資のためにビジネス書を読むぞ!

と、頑張って始めから終わりまで読まれる方は多いと思います。

ただ読むことが目的になってしまって後に内容を覚えていなければ勿体ないですよね・・・

今回紹介する本はタイトルにある通り本の読み方について面白い手法を学べます。

「本の読み方」で人生が思い通りになる読書革命

著者:金川 顕数  

出版社:総合法令出版

筆者の金川氏は YouTube図書館という読書チャンネルを開設されており2023年4月の時点で1700本以上の動画を投稿されています。

毎日2冊の本を読まれているとのことでそれだけ聞いてもすさまじいペースと脱帽しますが、それを実現させるにはどうすればよいかということが本書で紹介されています。

目次

本書のポイント

一般的に成功者、高所得者と呼ばれる方の多くは読書家であると言われています。

その根拠として読書によって培われた先見力、思考力に疑う余地はないと言えるでしょう。

本書では読書を通じて思考の軸を鍛える必要性を強調しており、それにより様々なビジネスへの応用が可能となります。

ここでいう思考の軸とは誰かに「それってどういうこと?」と聞かれたときに、自分の言葉で答えられる力と定義されています。

もちろん読書量が多ければ多いほど自分の引き出しがそれだけ増えるので、思考の軸をより強固なものにできます。

筆者が提唱する読書法は1冊30分の速さで読むことであり、主な特徴は以下の3点になります。

1冊の本を1回だけでなく、それぞれ違う方法で4回読む

1冊の20%を読むことで本全体の80%を理解する

読んだ内容を誰かに伝える「アウトプット」を重視する

これらを実践することで本を1冊読む時間を短縮でき、記憶にも定着することができますのでご紹介致します。

「速読」ではなく大事なことをしっかり見極めてインプットし、アウトプットしよう

インプット

本書の最も重要な部分になります。

一言でいえば必要な部分だけを読み込むという読み方になり、必要な部分を見つけるコツとして2W1Hを意識する方法があります。

即ちWhat(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の3つを意識することで筆者が伝えたいことを見つけやすくなります。

これを踏まえて1冊を4つのステップで読み込みます

予測読み

タイトル、著者、帯などから漠然と本書の内容を予測します。

これにより書籍から得られるであろう情報のイメージを作ります。

断捨離読み

全体を流し読みして読み飛ばして大丈夫な80%と重要な部分の20%を見極め、「はじめに」と「おわりに」で筆者が伝えたい問題提起と解決策を確認します。

特に繰り返し述べられていることや、言葉を言い換えて表現しているところがポイントになります。

記者読み

書かれていることについて質問と議論を徹底的に繰り返します。

ここのステップで熟読することになります。

本に対して議論をするとはどういうことか?

そんな方のために議論をしやすい7つの質問が述べられています

  • 問題提起は何か
  • 問題提起に対する解決策は何か
  • 何を学びたいのか
  • それを読んで、自分はどうなりたいのか。どのような成果、結果を欲しいのか
  • 他の本との共通点、相違点は何か
  • 著者が伝えたいことを3つに絞ると何か
  • 本を振り返って、一番自分に刺さったのはどこか

これらを行うことで能動的な読書を行うことができます。

どちらかというと対話に近いかもしれません。

要約読み

自分がアウトプットすることを想定して、誰かに伝えたいポイントを3〜5項目に絞ります。

ここでいう要約は辞書的な要約と言う意味ではなく、あくまで本を読んで自分がアウトプットするにはどうしたらいいかという視点でまとめる作業になります。

自分がアウトプットするにあたって重きを置きたいのがWhatなのかWhyなのか、それともHowなのかは人によって異なるため正解はないとされています。

「予測読み」、「断捨離読み」、「記者読み」、「要約読み」を駆使してよりよいインプットをしよう

アウトプット

4つのステップでインプットをしたらいよいよアウトプットです。

色々な媒体でアウトプットの重要性が説かれているように、本書においても

本を読んだ後が本当の読書

と述べられています。

やはり効果的なアウトプットは誰かに説明することでしょう。

誰かに説明するのが苦手でも他の手段としてSNSやブログなどで情報発信する方法もあります。

いずれにせよ自分の考えを何かしらの形でアウトプットすることが重要ですね。

もちろんここでも質と量の考え方が当てはまり、数をこなせばそれだけアウトプットの方法がブラッシュアップされていきます。

ところで偉大なる科学者のアインシュタインは

6歳児に説明できないようでは、本当に理解したとはいえない

という言葉を残しています。

アウトプットをする際は、その本質を誰が聞いても分かるように丁寧に説明するという姿勢が大事ですね。

例えば相手の職業や立場あるいは好きなものに合わせた例を出すのもいいかもしれません。

またアウトプットについて、本書の考え方の重要なことでアウトプットに正解はないとあります。

先ほどの要約読みのところで

誰かに伝えたいポイントを3〜5項目に絞ります

と述べましたようにアウトプットの軸になるのはあくまで自分が厳選した伝えたいことになります。

つまり、What、Why、Howのどれに重きを置くかで要約されるポイントも人によって変わってくるので同じ本でも人の数だけアウトプットが存在します。

その際、著者の主張だけでなく、自分の意見をどう織り交ぜていくかを考えて読むことでより記憶に定着することもできるでしょう

アウトプットを通じて受動的な読書から能動的な読書に進化しよう

まとめ

筆者は

私たちは、読書によって人生を変えなくてはいけない

と述べています。

読書による成長の積み重ねがやがては大きな差になることは成功者と呼ばれる方々の多くが読書家であることからも経験則として裏付けられていることです。

折角読書をしても何も残らなければ意味のない行為になってしまうので、得られた知識を思考の軸として活かすためにインプットとアウトプットを有意義なものとすることが必要と言えます。

この本を通じて、読書しても知識を定着できないとお悩みの方の助けになれば幸いです。

今回は以上となります。

それではまた次の記事で!!

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