こんにちは、くすりやです。
私自身かつては読書と言えば本を読んだら終わり、というインプット偏重の勉強をしていました。
でもふと本の表紙を見て振り返っても、
何が書いてあったっけ?
となり自分の中に何も残っていない虚無感に襲われました。
知識を定着させるためにはどうすればいいか悩んでいるときにアウトプット主体の勉強法を知ることができました。
これにより勉強の面白さを再認識し、格段に読書がはかどるようになりました。
今回は
アウトプットと言うけどどうしたらいいのかよく分からない!
そんな人にぜひご一読いただきたい1冊を紹介いたします。
著者:樺沢 紫苑
出版社:サンクチュアリ出版
本書のポイント
本書のポイントはタイトルにもなっている通りアウトプットの原則とその実践法が集約されている点と言えます。
話し方
書き方
行動
これらを合計80個の項目で解説しています。
もちろん人によっては合う合わないはあるかもしれませんが、どのようにアウトプットすればいいかの大きな手掛かりになることは間違いないと思います。
今回はアウトプットの意義とアウトプット力の高め方をご紹介いたします
アウトプットで世界を変えられる!
インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができます。
インプットは話を聞いたり、資料を調べることで自分の中に積み重ねていきます。
確かにこれにより自分自身の認識を変えるなど内的な変化は起こせるでしょう。
しかし、インプットをする目的は何でしょうか?
当然自分の行動を変えることが目的になりますよね!
例えば
料理が上手くなりたいと思いレシピ本を読んだとします。
そこには必要な食材、調理法が書いてあります。
でもそこでレシピ本を読んでおしまいにしてしまっては何の変化もありません。
実際に食材をそろえて作ってみて初めて得た知識を活かせますよね!
手を動かすものであれば何度も練習してようやく自分の技術として身につけることができます。
このようにインプットとアウトプットを繰り返せばそれだけ自分の引き出しを増やすことができます。
どれくらいやったらいいの?
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
アウトプットは7割くらいにするのが最も効率的だったという研究が本書で紹介されています。
教科書をじっくり読むよりもどんどん書いて覚えたり手を動かしたほうが定着しやすいということですね!
ただ一度アウトプットをしたら振り返り反省することも大事です。
客観的に見て改善点はないか、良くなかったところの原因はなにかを考えましょう。
次のアウトプットをより良いものにする工夫をすれば更なる成長につなげられます!
アウトプット力を高めるために日記を書こう!
「何かアウトプットを始めよう!」「文章を書いてみよう!」と思っても、多くの場合、「書くことがない」「書く題材が見つからない」という問題に直面します。
そんなアウトプットの初心者におすすめするアウトプット・トレーニング法が、「日記を書く」です。「書くことがない」という人でも、今日1日を振り返ると、何がしかの出来事がおこっているはずです。
日々生きていれば仕事の日でも休みの日でも何かしらありますよね?
大前提として毎日続けることが重要です。
いきなりしっかりした長文、ストーリーを書こうとすると大変なので1日数分あるいは数行でも大丈夫です。
仕事でミスをしたけど、先輩や上司のフォローでクリアできた
たまたま初めて入ったレストランのランチがとても美味しかった
こんな感じで良いわけですし、書くことが何も思い浮かばなかったとしても
平穏無事に仕事が終わった
休みの日を1日ゆっくり過ごせた
このように書くことも出来るわけです。
さて、本書では日記を書くメリットとして5つ挙げられています
- アウトプット、書く能力が高まる
- 自己洞察力、内省能力、レジリエンスが高まる
- 「楽しい」を発見する能力が高まる
- ストレスが発散される
- 幸せになる
アウトプット、書く能力が高まる
上記の例では一文になってしまいましたが、日記を書くのに慣れてきたら内容を肉付けして読んだときに具体的なイメージをしやすくなるように心掛けましょう。
きっとその頃には習慣になっていることでしょう。
習慣になれば文章を書くスピードは速まりますし、継続することでアウトプット能力は確実に鍛えられるでしょう。
自己洞察力、内省能力、レジリエンスが高まる
1日を振り返るということは自分を客観的に見ることにつながります。
そうすると
あの言い方はよくなかったな・・・
あの人のフォローがあったから乗り越えられたな・・・
といったように自然と反省できるので自分の欠点や短所を自己分析できるようになります。
自分の欠点や短所が分かればそれは改善点になる訳なので次にステップに進められます。
ちなみにレジリエンスとは「心のしなやかさ」のことで、心が柔軟であればあるほどストレス耐性に強くなります。
「楽しい」を発見する能力が高まる
反省することも大事ですが、記録する以上楽しいことを残した方がモチベーションは高まります。
もしも後から見返したときにネガティブな事ばかり書いていたらそれはもう恨みノートになってしまいます。
楽しいことを考える習慣を続ければポジティブ思考が訓練されるので、継続するモチベーションにつなげられます。
ストレスが発散される
アウトプットは「表現する」ことに他なりません。
例えばカラオケで大好きな歌を熱唱したり、悩み事を相談するとストレス発散になりますよね?
アウトプットは自分の内なるものを外に出すことなのでストレス発散になります。
幸せになる
アメリカのブリガムヤング大学の心理学研究で示された研究結果にこんな話があります。
ポジティブな内容を記したグループは、その日にあったことを記すだけのグループに比べ、幸福度と生活に対する満足度が高いという結果が得られました。
さらに、対象者が、自分たちが書いたポジティブな日記の内容について、友達や愛する人に話して聞かせたところ、彼らの幸福度と生活満足度が2〜3倍にも向上したのです。
つまり、ポジティブな日記を書いてそれをシェアすればより幸福度が高まるということですね!
これってとてもすごいことだと思います。
本書ではアウトプットを鍛えるトレーニング法としてSNSやブログを用いることが紹介されています。
日記をインターネット上で行うことは実は理にかなっていたということになりますね(ただし、炎上には要注意です!)。
私もTwitterでつぶやいたことにいいねやリツイートなどのリアクションがあるとうれしいですね♪
まとめ
今回は
アウトプットの意義
アウトプット力の高め方
についてご紹介いたしました
私自身、書評ブログを始めた経緯もこの本に触発されたところが非常に大きいです。
今回割愛してしまいましたが、本書ではアウトプットの実践法もしっかり書かれていますのでアウトプット力を身につけたいという方はぜひ本書をご一読ください
今回は以上となります。
それではまた次の記事で!
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