脳とストレスの関係 セロトニン神経と涙でストレスと上手に付き合おう!

こんにちは、くすりやです。
皆さん日々生活をしているとどうしても付きまとわれるものがあります。
それはズバリ「ストレス」です。
仕事でも学校でも、はたまた家庭でも気が付くと感じることがありますね。
ストレスとどう付き合っていくか、あるいはストレスをどうやって乗り越えていくかということに日々悩まれている方は多いのではないでしょうか?
むしろ「ストレス」とは無縁に生きていきたいと考えている方もいるのではないでしょうか?

今回紹介する書籍はそもそもストレスとはどんなメカニズムなのか、日々悩まされるストレスに対処するにはどのようにすればよいかということが書かれています。
ストレスでお困りの方は是非ご一読ください!!

脳からストレスを消す技術~セロトニンと涙が人生を変える~

著者:有田 秀穂
出版社:サンマーク出版

著者の有田秀穂氏は神経伝達物質のセロトニン研究の権威であり、ストレスケアにこのセロトニンが強く関わっていることが紹介されています。
他にも多くの著書を執筆されています!

目次

本書のポイント

本書は冒頭から

人はストレスには勝てないようにできている

ストレスは決してなくならない

はじめに より

と厳しい現実を突きつけられます。
このことは仏教の開祖であるお釈迦様の6年という歳月をかけて苦行を経験してもストレスに打ち勝つことは出来なかったというエピソードを元に考察されています。悟りを開いた方でもできなかったのなら確かに無理でしょう。

ただし現在はストレスを受け流し、コントロールできることが分かってきました。
つまり、ストレスとの付き合い方を考える余地が生まれたという訳ですね。また、心のストレスは脳で起きており、そこには神経伝達物質が介在していることも分かってきました。
そのため本書では心のストレスを脳ストレスと呼称しています。

脳ストレスをコントロールするために

  • セロトニン神経・・・ストレスを受け流す体質をつくる
  • 涙・・・溜まってしまったストレスを一気に解消する

これら2つの機能が脳の前頭前野にあると言われています。
続いてこれらの機能についてご紹介いたします。

セロトニン神経を鍛えよう

神経伝達物質の話

脳の神経伝達物質は興奮や抑制とそれぞれが相反する機能を持ちバランスを取っています。
興奮に関わる代表的な神経伝達物質には快楽に関わるドーパミンや危機管理に関わるノルアドレナリンがあります。
セロトニンはドーパミンとノルアドレナリンを適度な興奮状態に調節する機能を持ちます。

例えば快楽はアルコールや買い物などで得られることがありますが、もしもこれが行き過ぎてしまうと依存症になってしまいますよね。
こんな時はドーパミンが過剰に働いてしまっていますが、この快楽を得られなくなった時に非常に大きなストレスが生じます。
また、仕事が忙しくなったり、緊張すると心拍数が上がり集中する様になりますが、これも行き過ぎると視野が狭くなったり、いわゆる「暴走」状態になります。
こんな時はノルアドレナリンが過剰に働き、同時にストレスも生じています。
セロトニンはクールな覚醒を起こすとも言われ、これらドーパミン神経とノルアドレナリン神経の過剰興奮を抑え、バランスを整える働きをしています。

・セロトニン神経の役割

セロトニン神経の役割を一覧にするとこのようになります

  • クールな覚醒
  • 平常心の維持
  • 交感神経の適度な興奮
  • 痛みの軽減
  • よい姿勢の維持

筆者も

セロトニン神経が活性化していれば、頭がクリアになり、元気がみなぎり、心は安定し、ストレスや痛みに強く、姿勢も表情も引き締まる。

第3章 一日五分でできるセロトニントレーニング より


と述べており、いいことばかりです。
反面、セロトニン神経が弱ってしまうとこれらの利点が逆転してしまう点に注意が必要です。

また過度のストレスはこのセロトニンの分泌量を減少させてしまいます。
慢性的なセロトニン不足が続くと脳の活動が低下し、その結果「うつ病」を引き起こしてしまいます。
(※元々の遺伝子上の問題でセロトニン不足が原因となる先天的なうつ病は別もありますが)

・セロトニン神経を鍛えるには?

セロトニン神経を活性化させるものは

  • 太陽光
  • リズム運動


これら2つがありますのでひとつずつ見ていきましょう。

・太陽光

セロトニンは朝につくられるので、朝の太陽光を浴びることが、セロトニン活性には最も効果的です。
セロトニン神経は網膜から入った光信号を受けて興奮するので窓から太陽光を浴びながら寝るというのはあまり効果がないと言えるでしょう。
また、太陽光は体内時計のズレを修正してくれるという利点もあります。
日照時間が少なくなる冬にうつ病患者が増えるというのもここに原因があるようです。

・リズム運動

リズム運動は「一定のリズムを刻みながら身体を動かすこと」ですので

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • マラソン
  • サイクリング
  • 水泳

など色々なものがあります。
筋トレと違い激しい運動のほうが効果が高まるということもないので、自分にあったトレーニング法を選ぶと良いでしょう。
行う時間としては最低でも5分、長くても30分で充分です。

ちなみに私は朝起きたら外に出て家の周りを5〜10分ほど散歩しています。
朝の散歩を始めてから気分がいいというか調子が良い日が増えた実感がありますね!
もしも雨が降っていた場合は窓を開けて日の光を浴びながらのラジオ体操やストレッチをしています。
天候や気分によって変えられるようにトレーニング法をいくつか用意していると飽きずにできるかもしれませんね。

涙の力でストレスを解消できる?

セロトニン神経を整えることで気持ちの整理、すなわち脳ストレスをコントロールできることを紹介しました。
しかし、セロトニン神経を鍛えるだけでは身体的ストレスを抑えることはできません。
そこで登場するのが「涙」です。

・私たちは三種類の涙がある

私たちは

  • 基礎分泌の涙
  • 反射の涙
  • 情動の涙

これら三種類の涙を流します

基礎分泌の涙は目を保護し、潤すための涙で、反射の涙は目にゴミが入ったときに思わず出てしまう涙です。
情動の涙は人間にしか流せないもので、悲しいときや感動した時に流す涙です。
そしてこの「情動の涙」こそストレス緩和に関わります。

・交感神経と副交感神経

少し話が反れますが、人間の自律神経は大きく分けて交感神経と副交感神経に大別されます。
交感神経は活動していたり、緊張が高まるときに優位になる神経で、副交感神経はリラックスしているときに優位になる神経です。
ざっくり言えば起きているときは交感神経が、休んでいるときは副交感神経が優位になっているといえます。
ストレスという観点で見れば、交感神経が強く働いている状態ではストレスも蓄積され、副交感神経が強く働いている状態ではストレスが軽減されます。

通常、自律神経は自分の意思でコントロールできないので起きているとき(覚醒状態)に副交感神経へ切り替えることができませんが、「情動の涙を流す」ことでそれが可能となります。
それではどういう状況で情動の涙を流すかというとそれは脳ストレスから解放されるときです。
ドラマや映画を観賞して感動して泣くのが正にこれにあたります。
著者もこのように述べています

主人公や感情移入をした登場人物の人生を、ドラマを見ることで疑似体験し、その時の気持ちに共感したことによって涙が流れるのが感動の涙だからです。

第4章 どうして涙を流すとスッキリするのか より

さまざまなストレスを感じることで交感神経が高まり、そこから解放されることで涙が流れ、副交感神経優位のリラックス状態に移行する、という訳です

・効果

情動の涙を流すことで副交感神経が強まると紹介しましたが副交感神経が優位になる利点がこちらになります

  • ストレスの軽減
  • 自律神経のバランスを整える
  • 免疫システムを活性化させる

現代社会の生活では不規則な生活、睡眠時間の減少、過度のストレスなどどうしても交感神経優位な状態にある人が多くなっています。
自律神経のバランスを改善するために副交感神経の働きを高めることが有用となります。
特に免疫システムはセロトニン神経では鍛えられないので、病気に強くなるための手段の一つとして涙を流すこと、特に号泣して感情を吐き出してみるのもいいでしょう。

ただ、社会人で人前で泣き出すのはなかなか許されないことですよね?
週末の寝る前にあるいはオフの日に映画や読書、あるいはゲームでも自分が感情移入できるものに没頭して号泣するのもストレス解消に有用となります。

また、ストレスは苦しみの過程とも言えるので同じストレスを抱えている者同士でストレスを共有・共感すると
「この人は分かってくれる!」
という思いも合わさります。
そんな方と語り合い、涙を流すことは大きな癒しとなることでしょう。

まとめ

今回はストレスとの付き合い方、解消法について紹介いたしました。
まとめますと

  • ストレスはどうしてもついてまわるもので打ち勝つことはできない
  • セロトニンにより自律神経を整えることができ、セロトニン神経は鍛えることができる
  • 涙を流すことでストレス解消できる

成功しているビジネスパーソンの書籍を読むと早起きや朝活をしている方が非常に多く見受けられますのでそのヒントがここにあるのかもしれませんね。

ストレスが増えている方、ストレスの解消法でお悩みの方の一助になれば幸いです。
今回は以上となります。
それではまた次の記事で!

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